新編 日本古典文学全集のサンプルページ一覧

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とはずがたり(日本古典文学全集)
〔一〕一夜のうちに立春となったことを告げる霞を、今朝はあたかも待ちかまえていて出仕したかのように、女房たちは華やかに着飾り、妍を競って並んでいるので、わたしも人並に御所に出仕した。その時の衣装はつぼみ紅梅だったか、七つ襲に紅の袿
海道記(中世日記紀行集)(日本古典文学全集)
〔一〕白川の辺り、中山の麓で、世を避けて、ひっそりと質素に侘住いをしている者がいる。生れついて才能がなく、能力を得ようとし学芸を習っても身につかない。もともと身の運に恵まれていないのだから、果報のつたなさを恥じ、運命を顧みて
東海道中膝栗毛(日本古典文学全集)
目次古典への招待凡例東海道中膝栗毛(扉)道中膝栗毛発端全(扉)膝栗毛発端序累解道中膝栗毛発端膝栗毛発端叙浮世道中膝栗毛完(扉)道中膝栗毛序道中膝栗毛凡例巻中書目浮世道中膝栗毛初篇東海道中膝栗毛二編乾・坤(扉)
松風(源氏物語)(日本古典文学全集)
〔一〕源氏の大臣は東の院を新築して、花散里と申した御方を移り住まわせなさる。西の対から寝殿の渡殿などにかけて、政所や家司などの詰所をしかるべくお設けになる。東の対は明石の御方のお住いにと予定していらっしゃる
絵合(源氏物語)(日本古典文学全集)
〔一〕前斎宮の御入内のことは、中宮が熱心にご催促申されるが、こまごま行き届いたお世話までしてさしあげるような、これといった御後見もないことをご心配になるけれども、源氏の大臣は、朱雀院のお耳に達することをご遠慮なさって
詠歌大概(歌論集)(日本古典文学全集)
歌の内容は、なにより新鮮な詩情をとらえようとすべきであり〔人がまだとらえたことのない、新しい着想を求めて詠むべきである〕、表現にあたっては古歌の歌詞を用いるべきである〔歌詞として用いる語句は、三代集における優れた歌人の用いたもの以外に出てはならない。『新古今集』に入集している
近世説美少年録(日本古典文学全集・世界大百科事典・日本大百科全書)
大将であった菊池武政の嫡子肥後守武朝の残党の、菊池肥後太郎武俊と呼ばれる者が、亡くなった武朝に縁のある者を集めて、肥後国阿蘇郡の阿蘇山の古城に立て籠り、近郷や隣郡を襲撃して、もっぱら猛威を振るう実情を、九州の守護大伴親春・太宰少弐らが上京させた急使が
とりべ野(栄花物語)(日本古典文学全集)
〔一〕こうして八月ごろになると、皇后宮(定子)は、ただなんとなく心細いお気持になられて、明け暮れ御涙に濡れて、おいたわしいご様子でお過しになる。荻の葉を鳴らす風も萩の下枝に置く露もいちだんと御心にとまるような御有様でお過しあそばすにつけても
あて宮(うつほ物語)(日本古典文学全集)
〔一〕さて、あて宮が東宮に入内なさることは、十月五日と決定した。求婚なさっていた人々は、これを聞いてうろたえなさることこのうえない。そのなかにも、源宰相と御兄の侍従は、すっかり落胆して、ただもう死にそうだと心を惑わしいらだって
藤原の君(うつほ物語)(日本古典文学全集)
〔一〕昔、藤原の君と申しあげる一世の源氏がおいでになった。幼少の時から評判のお方で、容貌や心がまえ、才覚などすべてにほかの人よりも優れ、学問の道にも熱心に励んで、音楽の方面にも習熟しておられた。当時、この君を知る人は、「やはり賢明なお方だ
中世和歌集(日本古典文学全集)
御裳濯河歌合西行法師判者俊成卿一番左持山家客人岩戸を開けた天照大神のその昔に、いったい誰がこのように(御裳濯河のほとりに美しく咲いている)桜を植えたのであろうか。右野径亭主神路山には月が清らかに澄んで
萬葉集巻第二 挽歌(日本古典文学全集)
柿本朝臣人麻呂妻依羅娘子与人麻呂相別歌一首勿念跡君者雖言相時何時跡知而加吾不恋有牟柿本朝臣人麻呂の妻、依羅娘子が人麻呂と別れるときの歌一首▼思うなとあなたがおっしゃっても今度いつ逢えると分っていたら
萬葉集巻第二 相聞(日本古典文学全集)
萬葉集巻第二相聞難波高津宮御宇天皇代大鷦鷯天皇、諡曰仁徳天皇磐姫皇后思天皇御作歌四首君之行気長成奴山多都祢迎加将行待尓可将待右一首歌、山上憶良臣類聚歌林載焉。難波高津宮の天皇の御代大鷦鷯天皇、諡を仁徳
萬葉集巻第一 雑歌(日本古典文学全集)
萬葉集巻第一雑歌泊瀬朝倉宮御宇天皇代大泊瀬稚武天皇天皇御製歌籠毛与美籠母乳布久思毛与美夫君志持此岳尓菜採須児家告閑名告紗根虚見津山跡乃国者押奈戸手吾許曾居師吉名倍手吾己曾座我許背歯告目家呼毛名雄母泊瀬
紫式部日記(日本古典文学全集)
〔一〕秋の色合いが、あたり一帯に立ちそめるにつれて、ここ土御門のお邸のたたずまいは、言いようもなく風情がある。池の岸辺の木々の梢や、遣水の汀の草むらなど、とりどり一面に色づいて、空一帯の様子も夕映え美
このついで 堤中納言物語(日本古典文学全集)
〔一〕「起きもせず寝もせで夜をあかしては」と古歌に詠まれた春雨を、中宮が物思わしげに眺めていらっしゃる昼のころ、台盤所にいる女房たちが、「宰相中将様がいらっしゃるのですね。いつものお召し物の薫物のにお
花桜折る少将 堤中納言物語(日本古典文学全集)
〔一〕月の光にだまされて、夜深いころ、もう暁かと起きだしてしまったが、常に似ぬ早帰りをどう思っているだろう、と今別れてきた女の心中が不憫にも思われるけれど、引き返すにも遠い道のり、このまま帰るとしよう
浮世物語(日本古典文学全集)
【現代語訳】一浮世という事「ちょっと古くなりましたが、俗謡の『おかしなものだ、心というのは、自分のものでありながら、少しもままにならぬとは』という歌を、身分ある人も庶民も、男も女も、老人も若者も、みなうたっていま
御伽物語(日本古典文学全集)
【現代語訳】第一荒れ果てた寺を再興した僧の事昔の人で、時を惜しんで、灯を掲げ、夜を昼のように明るくして、続けて過した人がいる。それなのにあなたはなぜ、時を惜しまずお眠りなさるのか。私のような、聞いた片端から忘れる
集外歌仙(日本古典文学全集)
【現代語訳】集外歌仙左嶺の炭竈平常縁立ち昇る煙が立っていなくては、炭竈がそこにあるとも、さあ見てもわからない、峰には白雪が積っていて。煙によってはじめて白雪に蔽われた峰の炭竈が知られるという趣向。古風だが手馴れて
一休ばなし(日本古典文学全集)
この数年来、栗栖野の片隅に閉じこもって、萩の下枝や篠の葉などを集めてきて、それを葺き並べて、雨漏りのする粗末な庵の漏りを止め、嵐を防ぐ手だてとし、たった一鉢の食物や藜の吸い物をすすって、うつらうつらと
曾我物語(日本古典文学全集)
日本の報恩の合戦、謝徳の闘諍の集並びに序〔一〕そもそも、日域秋津島と申すのは、国常立尊からこの方、天神七代・地神五代、合せて十二代は、神代のこととてさて置く。地神五代の末の御神を、早日且居尊と申しあげ
御裳濯河歌合(日本古典文学全集)
御裳濯河歌合西行法師判者俊成卿一番左持山家客人岩戸を開けた天照大神のその昔に、いったい誰がこのように(御裳濯河のほとりに美しく咲いている)桜を植えたのであろうか。右野径亭主神路山には月が清らかに澄んで
新院崩御(日本古典文学全集)
治承五年正月一日、内裏では東国の戦乱、奈良の火災によって、小朝拝の儀をおやめになり、主上(安徳天皇)のお出ましもない。楽器も吹き鳴らさず、舞楽も行わず、吉野の国栖の者も参らず、藤原氏の公卿は一人も参内なさらない。藤原氏の氏寺(興福寺)が焼失したからで
都遷(日本古典文学全集)
治承四年六月三日、福原へ帝(安徳天皇)が行幸なさるというので、京中騒然としている。ここ数日、遷都が行われそうだという噂だったけれども、いきなり今日・明日のこととは思っていなかったのに、これはなんとしたことだと、上も下も騒ぎ合っている。そのうえ
厳島御幸(日本古典文学全集)
治承四年正月一日、鳥羽殿には、入道相国(清盛)も人の参賀を許さず、後白河法皇もそれを気がねしていらっしゃったので、元日、三が日の間鳥羽殿に参賀に参る人もない。けれども故少納言入道信西の子息、桜町の中納言成範卿、その弟、左京大夫脩範だけが許されて参られ
赦文(日本古典文学全集)
治承二年正月一日、院(後白河法皇)の御所(法住寺殿)では元旦の拝賀が行われ、四日には朝覲の行幸があった。何事も例年と変った事はないが、去年の夏、新大納言成親卿以下、側近の人々が多数殺された事について、法皇の御憤りはまだ解けない。法皇は政務にも気が
座主流(日本古典文学全集)
安元三(治承元)年五月五日、天台座主明雲大僧正の朝廷の法会・講論への出席を止められたうえ、蔵人を御使いにして如意輪観音のご本尊を召し返して、護持僧の役を替えられる。そして検非違使庁の使いを出して、今度神輿を内裏へ振り上げ申した衆徒の張本人
殿上闇討(日本古典文学全集・世界大百科事典)
その先祖を調べてみると、桓武天皇第五の皇子、一品式部卿葛原親王の九代の子孫にあたる讃岐守正盛の孫であり、刑部卿忠盛朝臣の嫡男である。あの葛原親王の御子、高視王は無位無官でお亡くなりになった。その御子高望王の時に、初めて平の姓を賜って
仮名手本忠臣蔵(日本古典文学全集・日本大百科全書・世界大百科事典)
第一 鶴岡の饗応(兜改め) 〔一〕御馳走があっても食べてみないとそのうまさが味わえないということは、国が平和に治っている時は立派な武士の忠義も武勇も隠れているのに例えられ、それは星が昼には見えないで夜はきらめいて現れるようなものである。その例をここに
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